Sumo Logicジャパン株式会社(本社:東京都中央区、カントリーマネージャー:ロバート・スチーブンソン、以下「Sumo Logic」)は、グリー株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長兼会長:田中良和、以下「グリー」)がSumo Logicを採用し、ログの保管やスケーラビリティ、分析機能など、モニタリングシステムをクラウド環境に適応し、クラウドに集約したログを効率的に管理・分析して有効活用できる基盤を構築すると共に、社内の認証システムとの連携や、組織構造とは独立した柔軟かつ厳格な権限付与を重視した承認申請フローを整備したことを発表しました。
グリーによるSumo Logicソリューションの導入事例:
https://www.sumologic.jp/resource/case-study/gree/
グリーは、世界で先駆けてモバイルソーシャルゲームを開発してきました。近年はゲームに加え、メディア、VTuberに代表されるライブエンターテインメントなどにも事業ドメインを広げています。グリーが高品質なプロダクトやサービスを提供し続けるために、不可欠な仕組みの1つがモニタリングです。従来グリーは、内製基盤を軸にログを収集・分析し、アプリケーションのデバッグや障害の原因調査などを実施してきました。組織の多様化やプロダクトの拡大などビジネス環境の変化に伴い、従来内製基盤で対応してきたこのようなタスクを外部に委託せざるを得なくなっていました。同時に、組織拡大に伴い、プロダクトやサービスを担当するエンジニアが複数兼任し、柔軟に移動するなど部門を超えたプロジェクトが活発化したため、ログ参照の権限管理が複雑化していました。
グリーは、課題解決のため、多くの導入実績は勿論のこと、権限管理を可能とするエンタープライズ向けのセキュリティ機能の提供、クラウド環境との親和性の高さ、高度な分析機能を提供するSumoLogicのSaaS型SIEMソリューション「Sumo Logic」を採用しました。グリーは、AWSへの移行に伴い、Sumo Logicを活用することですべてのAWSアカウントを対象としたCloudTrailのログをSumoLogicに集約し、エラーログなど障害の原因調査に最低限必要なログのみを保管することが可能になりました。グリーは、主にSumo Logicをアプリケーションのデバッグやパフォーマンス分析などに活用しています。ログ参照の権限管理においては、Sumo LogicのRole-Based Access Control機能によって社内の認証システムとの連携を可能にし、権限をSumo Logicで集中管理することで権限付与の承認申請フローの刷新を実現しました。
グリー株式会社 開発本部 エンジニア 反田 光洋氏コメント:
「社内外を含めて誰もがログを参照できる状態は、セキュリティ上あまりよくありません。その対策として、現在の担当者だけがログを参照できるよう、権限をより厳格に管理する必要がありました。その際は単純に組織単位ではなく、担当プロダクトに準じた個人ごとに権限を与えるようにしたかったのですが、既存の内製基盤では不可能でした。
【グリーについて】
「インターネットを通じて、世界をより良くする。」というミッションを掲げ、2004年にSNS「GREE」で創業。2007年に世界初のモバイルソーシャルゲーム「釣り★スタ」を開発するなど、日本のモバイルインターネットサービスを牽引。現在はゲーム事業、ライブエンターテインメント事業、メディア事業、広告事業、投資事業を展開している。子供向けワークショップや産学連携プロジェクトなどにも継続的に取り組んでいる。
【Sumo Logicについて】
Sumo Logicは、アプリケーションのライフサイクルとスタック全体にわたってリアルタイムで継続的なインテリジェンスを提供する、業界をリードするクラウドネイティブのマシンデータ分析プラットフォームです。2010年に設立され、米国カリフォルニア州レッドウッドシティーに本社をおきます。詳細については、https://www.sumologic.jp/をご覧ください。
【この件に関するお問い合わせ先】
Sumo Logicジャパン株式会社 担当:若色 亨昌 mktg-jp@sumologic.com